作品名:オルゴール貯金箱  制作:はらっく工房
   2005年9月13日 No.10
 デザイン:はらっく工房
 出典:オリジナル
       W225×H145×D120 mm
  お金がよく集まる(?)貯金箱です。
  500円玉で優に30万円は入ります。
  お金を入れる時とお金を取り出す時に、からくりが仕掛けられています。

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  シンプルでどっしりとした貯金箱が出来ました。
  リッチになることを夢みる人に捧げる作品です。
  前板の瓢箪模様と、右手の突起物がアクセントになっています。

  なにはともあれ貯金箱ですから、お金を入れてみましょう。
  あれぇ、入りません。 少し入ったところに、なにやら障害物があります。
  前板の瓢箪に仕掛けがあるのでしょうか? 押しても動きません。違うようです。
  やっぱり右手の突起物のようです。 回るようですから、とりあえず、2〜3回、回してみ
  ましょう。
  オルゴールが鳴り出しました。 お金がわずかに回転しています。 あっ、入りました。

  という訳で、お金を入れるときの仕掛けは、オルゴールのゼンマイを利用したからくりで
  した。
  オルゴールの音のため内緒で貯金が出来ないという声が聞こえてきました。
  内緒にすることはないですよ、いろんな人に教えてあげて、どんどん入れてもらいまし
  ょう。
  貯めることの嬉しさと楽しみが膨らみます。

  子供の頃にも貯金箱貯金をしていましたが、満杯になった試しがありませんでした。
  今回は、ぜひとも満杯にして、欲しい工作工具を買いたいものです。
 
  貯まったお金はいずれ取り出します。
  前板が蓋となっています。
  ところがここにも、からくりが仕掛けられていて、からくりを解かないと、蓋は開きません。
  このからくりは、実際に触れてみてのお楽しみとしましょう。

  枠は、「茶運び人形・収納箱」の細工でも使った、アラレつぎ工法で作りました。
  模様にもなって、丈夫な作りの枠になりました。
  塗装は、カシューという塗料を始めて使いました。
  ウルシ科のカシューノキの果実の殻からとれる塗料で、木目も生かせ、光沢もあり、塗り
  やすく、今後も使えそうです。
  からくりおもちゃとは少し趣が異なりますが、箱物作りも楽しいですね。

  この作品は、神戸六甲山のオルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲の
  オルゴール・アート作品大賞2005に応募しました。
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