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以前からメールのやりとりをしていた愛知県額田郡の中村潤翁さん宅を初対面で 　始めて尋ねました。 　からくりの歴史や、からくりの機構のことなど、いろいろな話をして大変楽しい 　１日となりました。 　日本古時計保存協会の世話人をされていて、玄関、書斎には、古時計が壁中に掛け 　てありました。 　そのような古めかしい景色のなかで、金魚が二匹泳いでいる金魚鉢が至る所に置い 　てあり、可愛さも手伝い、一際目に止まりました。 　その金魚鉢を手元に置いてもらい説明を受けて、始めて時計であることが分かりま 　した。 　中村さんの手作りだそうです。 　蓋の部分にクオーツ時計が仕込まれていました。 　金魚が回転しているのは、秒針を利用しているようです 　時分は、固定指針、回転文字盤で読み取るようになっています。 　各パーツの説明を受けると、なかなか手間をかけているようです。 　クオーツ時計も単純にパーツを使うのではなく、秒針軸が反対側から出るように 　加工しています。 　ガラスの鉢も切子技法で模様を付けています。 　回転文字盤もおしゃれな文字を切り抜き、色つけをしています。 　蓋は、大小の穴をあけて、色つけをしています。 　金魚もふわふわ粘土を加工し、色つけをしています。 　その他、金魚をぶら下げるワイヤの加工など、実に手が込んでいます。 　平成版金魚時計というものらしいです。 　金魚時計というものが昔あったそうですが、製造が中止されてしまったようです。 　そこで中村さんが、平成版金魚時計として復元したそうです。 　可愛いですね。 　ゆらゆらと揺れながらゆっくりと回転しているところが、まるで泳いでいるように 　みえます。 　秒針の早さと動きを上手に使っています。 　お土産に、いただいてしまいました。嬉しいですね。 　オプションサービスで、これまた手の込んだ木製台座も付けてもらいました。 　ありがとうございました。 　羨ましい、欲しいと思われた方は、こちらで販売しているそうです。 　心が安らぎますよ、可愛いですよ、ぜひお買い求めください 　　　天野屋（東京都千代田区外神田）　http://www.amanoya.jp/