作品名：袱紗（向かい鶴）
 　制作日：２００５年６月１日（１９３７年頃）
　デザイン・作：　keiko さん
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　　 　　　　W３４０×H３７０×D５mm
　　お祝い事などに使う、袱紗（ふくさ）です。
 
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　　この袱紗は、母（８４歳）の１６〜１７歳ころの作品です。
　　つい最近、産まれて初めて披露してもらいました。やっと、見せて貰える人間になったの
　　かな？
　　作品の内容といい、年月の経過といい感動しました。
　　記録に残しておきたいと思い、趣味仲間作品として掲載しました。

　　女学校の卒業課題の一つとして、この袱紗作りを選んだそうです。
　　この図柄は、母の母方の家紋の「向かい鶴」です。
　　四隅に房も着いていたそうですが、いまはありません。
　　しかし、幾度もの転宅を重ねながら、よくぞこれまで持っていました。
　　自分を振り返ってみて、１６〜１７歳でこれほどまでの作品はありません。
　　母にとって、少女時代の思い出がたくさん詰まった、大切な宝物だったのでしょう。

　　そんな母に、今年初め、江戸からくり「茶運び人形」の着物を縫ってもらいました。
　　今回、この作品を発見して、頼んだ人に間違いがなかったことを確信しました。
　　昔とった杵柄の技を、これからも頼りにしています。
　　ご健康に留意して頑張ってください。よろしくお願いします。
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